TBSテレビ『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』のビンタ場面をご紹介します。今回は第1シリーズ第3回で、野田弥生が長女・あかりにお見舞いしたビンタだったわけですが。このシーンのビンタはほんのお遊び程度のようなもの。実はビンタ後の「弥生vs良+あかり+武志」の攻防戦が白熱していましたね。そして、ついに言いたい放題な良たちに弥生がキレた!
TBS公式
渡鬼ビンタを嗜む!
本記事は、渡鬼のビンタ場面を「エンターテインメント」として嗜むために作成しました。
「渡鬼ビンタ劇場」の開設趣旨等については、下記ページをご確認ください。
野田家の家事は弥生ありき
「ただいまー、遅くなっちゃって」で実家の岡倉邸から元気よく帰宅した弥生。
すると、母・弥生の帰宅を待ちわびていたあかりと武志の姿が。子どもたち、まだ夕食は未済な様相。
別部屋には寝そべって新聞をおそらく斜め読みな良の姿も。約束がキャンセルになったらしく、仕事が終わって早い帰宅だったようですね。やはり夕食をこしらえずにほっつき歩いていた専業主婦・弥生に対して苦言を呈する良。脱ぎっぱなしになっていた良のネクタイをスーツがかかっているハンガーに潜り込ませて。
このシーンから読み取れる野田家の現状とは?
弥生にとって夫の良は3人目の子どもと化してしまっているのも重要なポイント。かなり厄介ですね。
その時、弥生が動いた!
専業主婦・弥生にがみがみと文句を唱える良。
そして、そのしわよせはあかりに向かおうとしていました。
良が部屋に脱ぎ捨てたワイシャツを持ち出して洗濯機にぶち込む弥生。
「家族に迷惑かけないように、ちゃんとやることやってだなぁ。なんのための専業主婦なんだ」で弥生に対して執拗に苦言を呈し続ける良。
そこへ弥生からのビンタを誘引しに来たかのようなあかりも登場。
良に矛先を向けられた弥生は、良に反撃せずにあかりに矛先を向けることに。
「あかり、あんた帰ってたんでしょ!だったらお夕飯くらい。女の子でしょ、あんた。」で、自分の代わりに夕食をこしらえなかったあかりを窘(たしな)める弥生。
と同時に、その瞬間!
✋ぱん。
は??(笑)
渡鬼ビンタ劇場で紹介してよいか、何とも悩むヒットシーンでしたが。
引っ叩かれる瞬間、目を閉じて神聖な表情に変異したあかり。このことからも、軽いビンタが勃発したとジャッジしてよいでしょう。
とにかく娘・あかりを小ばかにしたような、それでいて愛情すら感じさせる何とも軽めな平手打ちだったわけです。
このビンタ、振りかぶりも極めて小さく、何ともわかりづらかったけど。
引っ叩かれて徐々に不満な感情が横顔の口の開きで表現されたあかり。
弥生にとっては、実はここからが良・あかり・武志を相手にした本当の戦いがはじまります。
弥生のビンタは一種の「狼煙」(のろし)だったわけです。
とりあえず、がんばれ弥生。
弥生を責める良・あかり・武志
野田邸のダイニングに主戦場が移行した模様。
それにしても、テーブル上のカップラーメンの食べ残しとか。
ということで、腰巻型のエプロンを身にまとって家事をスタートさせようとする弥生。
テーブルに残されたカップラーメンやらを片し始めるわけですが。
やはり高校一年生の娘・あかりが家事をしないことに弥生としては不満げな様相。
しかし、ここでも集中砲火を浴びる弥生。良からはこんなことも!
これは何ともきつい叱責。弥生の表情が固まります。
それでも息を吹き返して皿洗いに従事する最中。
「早く飯。お腹ペコペコだよ」な武志も再び登場して。良からは「ビール!」とか、あかりからは「(作り置きの冷凍)シチューは嫌よ」とか。
あかりに加勢するかのように良からもこんな発言が!
弥生が何だか可哀そう。
それに良のような亭主関白殿下ではない世の殿方を敵に回すような発言にも。色んな意味で大きく出まくっている良って。何だか凄く大物風情だなぁ。
そんな子どもたち3人(良を含む、笑)に「はいはい」とあしらって缶詰によるディナーを提案する弥生。対して「あかり、寿司とろう」な良。
特上寿司3人前7,500円に怒りをあらわにする弥生。7,500円は野田家三日分の食費らしい。
弥生、キレる
特上寿司3人前7,500円をきっかけに弥生の反撃がはじまりました。
「あんたたちはねぇ、「三食昼寝付き」だってバカにするけどね。母さんだって精いっぱいやってきたのよ。」と不満をぶちまける弥生。
弥生の訴えをタバコを吹かしながら冷めた面相で聞き流す良。
結論:「あんたたちの好きにして、お寿司でも何でもとったらいいでしょ」で特上寿司3人前7,500円の支出を許諾した弥生。
野田家、7,500円の特上寿司三人前を喰らう
ということで、野田家に特上寿司が到着。
あかりが箸で捕まえたいくらの軍艦巻きを素手で横取りする武志(笑)
ということで、何とも和やかな野田一族(弥生を除く)。
そしてエンディングを知らせるかのように、渡鬼BGMも流れ始めて。石坂浩二さんのエンディング・ナレーションもスタート。
ナレーション:弥生さんの怒りをただのヒステリーと思うのが男の浅はかさなのです。この時、女房、母親の胸の中で突然弾けたものを、夫や子供たちは想像することもできなかったのでした。
そんな光景を観ていた弥生。
いきなり武志へ猛ダッシュした専業主婦な情景。
そして違う意味で今日のその時!
「洗濯するんだから」と武志の靴下を無理やりひっぺがえす弥生(笑)
そして、洗濯機に向かおうとする弥生に色んな意味で追い打ちをかける良の一言。
弥生にとっては、いろんな意味で数の子どころではなく(笑)
やはり弥生の胸中など何もわかっていない良なのでした(石坂浩二さんのナレーション風)。
まとめ
ビンタ自体の破壊力は弱かったものの、武志の靴下をひっぺがえすなどして真骨頂を魅せた野田弥生役の長山藍子さん。
何とも素晴らしいパフォーマンスでしたね。
岡倉家の長女、野田弥生役の #長山藍子 さん!
五人姉妹の中で一番控えめな性格らしいですよ(*´∀`*)
今回から弥生が〇〇を始めます! お楽しみに!#渡る世間は鬼ばかり #渡鬼 #TBS pic.twitter.com/5D9FAXR9Jy— 渡る世間は鬼ばかり 2019年9月16日放送 (@wataoni_tbs) September 14, 2018
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