渡鬼ビンタを嗜む!

渡鬼名物 ビンタ

TBSテレビの国民的ホームドラマと言えば『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』。そんな渡鬼の名物には、長台詞、置手紙、土下座などがありますが。ここで忘れてはいけないのが「渡鬼の華」と言っても過言ではないビンタ。それではどうしてビンタ場面は「渡鬼の華」なのか?なぜビンタ場面で笑ってしまうのか(笑)

渡鬼のビンタ場面が面白い理由を当サイト・渡隅なりに独断と偏見でこれから紐解いていきたいと思います。

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ビンタをおさらいしてみる

手の平でターゲットの面相を引っ叩くのが「ビンタ」。

ビンタは「平手打ち」や「張り手」とも呼ばれます。

 

ここで有名なビンタの一例をユーチューブからお借りしてきました。

何とも痛々しい、それでいて観ている立場としては実に笑えるのがビンタ(笑)

ちなみに、ビンタの応用編としては、手の平と手の甲を交互に相手の面相にヒットさせる「往復ビンタ」などもあります。

 

ここで注意しなければならないのは!

ビンタが暴力行為(バイオレンス)であること。

 

ただし、次の場合などには公にビンタが許されると考えられます。

プロレスなどのルールに則った格闘技やスポーツにおけるビンタ
映画、ドラマ、舞台、バラエティ番組などにおけるビンタ
正当防衛」としてのビンタ

 

従って、現実社会においてビンタを行うと暴行罪や傷害罪に問われる場合があります。ビンタを含めて暴力行為は慎みましょう。

また、ビンタによる「いじめ」も考えられますが。そもそも「いじめ」自体が公序良俗に反する行為です。絶対にやめましょう。

渡鬼のビンタが面白い

ここでは渡隅が独断と偏見で渡鬼ビンタの魅力に迫ってみたいと思います。

バイオレンスがドラマを盛り上げる

普通に生活していてビンタに遭遇する機会はほとんどないと考えられる。それは、ビンタがバイオレンスの一種だからである。

逆に、現実社会でバイオレンスが日常的になっている環境は恐ろしい。

そもそも、ホームドラマにおいては、ある程度の非現実的な行為を嗜むことが可能となる。

例えば、あの『寺内貫太郎一家』。

寺内貫太郎一家|ドラマ・時代劇|TBSチャンネル - TBS
三代続く老舗の石材店を舞台に、古き良き時代のカミナリ親父を中心とする一家とその隣人たちとのふれあいを描いた伝説のホームコメディー。

このドラマの乱闘シーンは実に絶品だ。小林亜星さん扮するガンコ親父な寺内貫太郎が、当時のスーパーアイドル・西城秀樹さんや浅田美代子さん、得体の知れない婆ちゃん役だった悠木千帆(樹木希林)さん、そして女将さん役だった加藤治子さんまで見事に吹っ飛ばされる始末。お茶の間で生じるバイオレンスが何とも痛快で面白いホームドラマでした。

仏頂面が多い職人気質な寺内貫太郎。そんな彼が稀に魅せる愛想笑いとかが実にキュート。

 

それでは渡鬼に関してはどうか。残念ながら『寺内貫太郎一家』のような派手な乱闘シーンは存在しない。それでも稀にバイオレンスが発生することがある。そう、お分かりの通りビンタである。

非現実的行為のビンタが勃発すれば、ドラマが面白くなりがちとなる。

現実社会におけるバイオレンスは公序良俗に反する行為です。あくまでもドラマだから許されるのがビンタなわけです。

ビンタが醸し出すハーモニー

概してビンタを放った登場人物は感情的。対して、ビンタを面相に受けた登場人物も痛みの影響諸々で概して感情的になりがち。感情的な登場人物を演じる役者さんに注目するのは必然となる。

そもそも、役者さんは十人十色。どうしても個体差があるので、演じる役者さんの醸し出しが情景に反映されやすいビンタ場面。当事者が織りなす台詞回し、醸し出す面相とか。さらにビンタの放ち方や面相における受け方まで。

このビンタの放ち手と受け手が醸し出すハーモニーが何とも面白い。

弁舌に対抗する最後の手段

渡鬼の岡倉一族は、概して口が達者。ビンタと同じく、渡鬼名物「長台詞」を駆使して弁舌を発揮するわけです。その情景は何とも小生意気というか。何とか一泡吹かせてやろうと考えてしまうのも必定。

弁舌を奮う登場人物を懲らしめる最後の手段として登場するのが鉄拳制裁、すなわちビンタという名のバイオレンス。

渡鬼にビンタが勃発した時、やはり登場人物が織りなす様々な物語が大きく展開しがち。

次項では、当サイトのツイートを用いて、渡鬼第1シリーズのビンタ場面を抜粋してご紹介します。

渡鬼ビンタ事案(第1シリーズより抜粋)

渡鬼の歴史の中でも「ビンタ祭り」な様相だった第1シリーズ。

ここでは第1シリーズにおけるビンタ場面を抜粋してご紹介します。

 

節子が健在だった初期の渡鬼において、ビンタ・クイーンだった葉子。

 

 

特に、第1シリーズでは「バイオレンス良」が著しかった。

 

 

常道の泣きっ面を披露した眞役のえなりかずきさん。

 

 

兎に角、放り投げるのが得意だった眞。

 

時にはビンタで教育することもあった弥生。

 

 

文子役の中田喜子さん、引っ叩かれた瞬間、非常に良い表情してた。

大吉役の藤岡琢也さんも実に素敵だった。

 

 

余計な一言でビンタを誘い込む業師・葉子。

 

 

バイオレンスな父・良に果敢に挑んでビンタをお見舞いされたあかり。

よく頑張ったな。

 

 

節子のビンタは兎に角ストロークが大きい。

できることなら喰らいたくない。

 

 

第1シリーズだけで葉子の頸椎はほんの何ミリか歪んだはずだ。

「渡鬼ビンタ劇場」始動!

 

渡鬼では第1シリーズの第2回で初登場したビンタ。

それから月日は流れて、多くのビンタが渡鬼で醸造されました。

そんな渡鬼の華であるビンタ場面を当サイトでは「渡鬼ビンタ劇場」としてご紹介していきたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

過去鬼はTBSチャンネルで視聴できます。