TBSテレビ『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』のビンタ場面をご紹介します。今回は第1シリーズ第9回。幸吉の遺産相続をめぐって、久子と邦子に幸楽の売却を要求されて涙を流すキミ。にもかかわらず、追い打ちをかける容赦ない久子の一言で、ついに勇の怒りが頂点に達することに。
TBS公式
渡鬼ビンタを嗜む!
本記事は、渡鬼のビンタ場面を「エンターテインメント」として嗜むために作成しました。
「渡鬼ビンタ劇場」の開設趣旨等については、下記ページをご確認ください。
本件の登場人物
久子にビンタをお見舞いした小島勇
勇からビンタをお見舞いされた山下久子
ビンタ立会人:小島キミ、小川邦子(現・小島邦子)
登場人物の概要については、渡鬼公式サイト「出演者」にてご確認ください。
ビンタ場面を検証してみる
幸吉の葬儀を終えた小島家。幸楽を休業して束の間の休息をとっていたところ。
キミの娘で勇の妹・山下久子と小川邦子が幸楽に来訪する。
久子の夫・健治の話によれば、幸楽の土地は結構な一等地で12億円で売れるらしい。
ということで、久子と邦子がそろって幸楽を売却するようにキミや勇に迫っている様相。
しかし、キミとしては、亡き夫・幸吉と守ってきた幸楽の土地を手放す気などないわけで。それは勇も同じこと。
対して、久子はと言えば。
久子:ふーん、そ。ま、母ちゃんがそのつもりだったら私たちもう止めやしないわ。いやぁ私たちはね、もらうもんもらえりゃそれでいいんだからね。
とにかく相続の権利を主張する久子と邦子。
久子と邦子に幸楽の売却を迫られてとうとう泣き出すキミ。
泣き出したキミを労わる長男の勇。
そして今日のその時です。
久子:泣いて脅かしたって駄目ですよ。親子・兄妹でもねぇ、けじめをつけるところはきちっとつけなきゃ。
久子のコメントが終わった瞬間、勇の右手が瞬時に動く。
そのまま右かいな(腕)を大きく振りかぶって。
久子に「バカ野郎!」と言い放った勇。
同時に、勇の怒りの平手打ちが久子の横っ面をとらえる瞬間。
いよいよ目を閉じて神聖な面相で待ち構える久子。
久子の正座が神聖な瞬間をさらに盛り上げているかのよう。
神様。
✋ぱちーん!
久子の面相が何とも痛々しい。
すぐさま左かいなで防御姿勢に入った久子。
久子に扮した沢田雅美さんの表情も印象的。
そして、ビンタを喰らった久子の第一声は。
久子:もう!暴力でかたのつくことじゃないでしょう。いいよ、お兄ちゃんがそういうつもりだったら出るとこ出たっていいんだから。
やはり弁舌で応戦した久子だったわけです。
久子に扮した沢田雅美さん。写真は、同じく渡鬼のヒールとして活躍された聖子役の中島唱子さんと一緒に。
沢田雅美さんの渡鬼インタビュー(第10シリーズ当時)
まとめ
渡鬼第1シリーズ第9回、幸吉の遺産相続をめぐって相続分をゲットするために幸楽の売却を主張したところ、勇に引っ叩かれた久子のビンタシーンをご紹介しました。
勇役の角野卓造さん、そして久子役の沢田雅美さん。
お二人とも素晴らしいパフォーマンスでしたね。
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過去鬼は「TBSチャンネル」で視聴できます。