NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第十九回「三木城攻略」で、菅野菜保之(旧芸名・菅野忠彦)さんが扮した黒田官兵衛の特集です。
第十九回「三木城攻略」の概要
明智光秀は丹波の八上城を落とすため、母親を人質に差し出して和睦を申し入れますが、信長は八上城主をはりつけにしたため、光秀の元に母親の首が送られます。その後、荒木村重が落ち、黒田官兵衛が1年近い幽閉から救出されると、息子の松寿丸に会いたいと願い出ます。信長は動揺しますが、ねねの機転で生き延びた松寿丸が現れます。秀吉は兵糧攻めで三木城を落とします。城内では侍女のしのがなんとか生き残っていました。
菅野忠彦(現・菅野菜保之)さんのクレジットタイトル
荒木村重、ついに
摂津より只今。摂津にて謀反の兵を挙げました荒木村重、ついに城を追われ、有岡城は上様の御手に落ちましてございます。(みつ)
まことか?(ねね)
城を追われたというニュアンスが引っかかる
何奴じゃ!(織田方の兵士)
羽柴筑前守秀吉殿の家臣、黒田官兵衛にござる。
筑前殿の?(織田方の兵士)
綺麗事とか美談とか抜きにして、官兵衛が心底臭そうだね(笑)色んな意味で本当によく生きていたと思う。
ねね殿!ねね殿!松壽丸殿が戻られました!(家次)
あれだけ乱世の習いで松壽丸を始末しようとしていた家次だったから。どんな気分だろうね。
御方様!(松壽丸)
許してくだされ。辛い思いをさせました。(ねね)
ねね殿、たった今、秀吉殿より御使者にて、松壽丸殿を即刻安土へ御連れするようにと(家次)
やっぱり、おかかは秀吉に信じられていない道理がない
ほかには何も望みませぬ!
筑前にござります(秀吉)
おお、筑前か、近う(信長)
ははっ(秀吉)
官兵衛殿。よう御無事で。(秀吉)
村重に幽閉されて一年近く。地下牢でよう耐えたものよ。脚が萎(な)えてしもうて歩けぬそうじゃ。(信長)
官兵衛を清潔の状態にするのも一苦労だった思うし
官兵衛。儂からも褒美を遣わそう。何なりと好きなものを言うてみい。(信長)
橋田先生、信長に余計のことを言わせるよね(笑)
ならば一目、松壽丸に。松壽丸に会うこと、お許しくだされ!(官兵衛)
ほら、言わんこっちゃない(笑)
また演者の菅野さんがいい顔出してくるんだよね(笑)
そ、それは(信長)
信長が怯んでる(笑)
ほかには何も望みませぬ!ただ、遠目にても健やかな姿を!(官兵衛)
官兵衛が信長を追い詰めてる(笑)
菅野さんの面相が鬼気迫ってて(笑)
それはならぬ(信長)
信長、なんで?理由を官兵衛に説明しなさい
殿!官兵衛殿たっての所望、叶えてやってくださりませ!筑前、伏してお願い申し上げまする!(秀吉)
ここぞとばかりに秀吉も官兵衛に加勢(笑)
筑前(信長)
猿てめえ、この野郎、何とち狂ったこと言ってんだよ!(信長、心の声)
動揺した信長を藤岡弘、さんが好演(笑)
官兵衛殿御無事の報に接し、せめて松壽丸殿に一目と思うて安土へ。おかかが御連れ申しております。(秀吉)
何!(信長)
目を丸くした信長の面相が絶品の域(笑)
筑前、また儂の命に背いたのか??(信長、心の声)
目通りの儀、何卒!(秀吉)
苦しゅうはない。松壽丸をこれへ。(信長)
ははっ(秀吉)
っていうか、儂が苦しい(信長、心の声)
官兵衛殿嫡男、松壽丸殿にございます(秀吉)
おお、ええ子じゃ(信長)
信長、臨機応変の声かけが(笑)
黒田官兵衛は、終生を秀吉の参謀としてその手腕を発揮した。息子の松壽丸は後の黒田長政で、関ヶ原の合戦の時には、ねねの意をくんで徳川方につき、東軍の先陣をつとめた功により、筑前五十三万石を領する大名となる。(語り)
官兵衛。松壽丸を国元に連れて帰ってやれ。母が恋しかろう。もはや、人質は無用じゃ。(信長)
橋田先生、ほんと母恋系が好きだよね(笑)
渡鬼で加津がブログに書いて書籍化された本のタイトルも「母恋い」でした