平成時代が幕を開けてからスタートしたTBSテレビ『橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり』。やはり渡鬼の長い歴史の中で「こどもの日」に関する描写も当たり前のようにあったわけです。
ということで、平成初期の渡鬼第1シリーズで表現された岡倉家の「端午の節句」をご紹介したいと思います。
TBS公式
第1シリーズの「こどもの日」
渡鬼第1シリーズ第27回と第28回に展開された「こどもの日」(端午の節句)に関する情景をご紹介します。
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第27回
ゴールデンウィークの連休ということで、渡鬼第1シリーズ当時に存在した岡倉大吉と節子の孫たち5人が岡倉邸に勢揃い。
眞と望におもちゃの鯉のぼりを持たせて「こどもの日」を演出していますね。
特に印象的だったのは、大吉が岡倉邸の居間に揃った孫ーズの5人を横一列に並ばせた場面。「俺たちの孫」とか言いながら感慨深げな大吉。さらに、大吉を背後から見つめる文子が感極まって非常によい面相に。
エンディングは子供らしい枕投げとかの演出となり。
執拗に叔母の葉子を枕で攻撃する甥の武志(笑)ほんとに楽しそう。
そしてなんと!娘の葉子や孫の武志に毛布を投げつける大吉(笑)
ちなみに、乱闘に関しては葉子に任せた動向の節子と文子(笑)
ここでエンディングにおける石坂浩二さんのナレーションも確認してみましょう。
連休に入った岡倉家は、おもちゃ箱をひっくり返したように賑やかで、大吉も節子も、文子も葉子も心の憂さを忘れてしまっていました。でも、それぞれ抱えた問題が消えたわけではありません。いつかシンデレラの馬車がカボチャになるときがくるのを、また現実に引き戻されるまでのほんの一時の幸せだったのでした。
シナリオが何とも素晴らしい。「シンデレラの馬車がカボチャになる時」とか。
第28回
大吉と節子が孫ーズとともに伊勢丹から帰宅した様相から。文子の姿も。
「こどもの日」ということで孫たちのために大吉と節子が散財したようですね。
さてさて。孫ーズの面々は何を買ってもらったのかと言いますと。
渡鬼第1シリーズ第28回。大吉が伊勢丹で孫たちに散在したプレゼント。あかりはジーンズ系の衣類、武志はスノボー、愛は「じにーちゃんハウス」、眞はマクロスのドクロが入ったフォッカーのファイターっぽい戦闘機、望は銃声音が鳴りびく銃。岡倉一族の孫たち、ほんと恵まれてる。
— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) November 9, 2018
一方、文子が嫁いだ高橋家では。
渡鬼第1シリーズ第28回。文子と望が岡倉邸に遊びに行って取り残された年子。高橋家には望の端午の節句を祝う何とも豪勢な五月人形が。武州岩槻の京玉さんの人形のようです。https://t.co/lSWS25x3tY
— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) November 9, 2018
孫・望のために豪勢な五月人形を用意した年子の情景。
年子だって孫の健全な成長を当たり前のように願っているわけですが。
それでも望たちにとってはヒールと化してしまう年子が何だか哀れなようにも。
表現の仕方に多少の問題があるにしても、高橋年子が孫の望を非常に愛おしく思っている。それは、豪華な五月人形を調達していることからも明らか。年子から端を発した教育熱心な祖母、すなわち「教育グランマ」という渡鬼文化は、孫の日向子を有名小学校に進学させた本間常子に引き継がれることになる。 pic.twitter.com/TlNT0oQYrX
— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) November 9, 2018
まとめ
渡鬼第1シリーズにおける「こどもの日」の情景を簡単にご紹介しました。
令和の世に移り変わったということで。できることなら大吉と節子の孫ーズが一人も欠けることなく勢ぞろいした令和の渡鬼が観たいものです。
そうそう、ひ孫ーズも忘れてはなりませんね。