2017年「渡る世間は鬼ばかり」3時間スペシャル。「非イクメン」であった夫・小島眞に「目にもの見せてやる」だった小島貴子。橋田壽賀子脚本名物「置手紙」と我が子である香を眞に押し付けて行方不明になったわけですね。このような緊急事態に心強い味方になったのが長谷部先輩。至らない後輩夫婦のために奔走したわけですよ。
そこで、長谷部力矢の活躍をおさらいした上で、長谷部を演じた丹羽貞仁さんの真実をご紹介したいと思います。
「長谷部力矢」をおさらいしてみる
渡鬼の長谷部力矢がどのような人物であるか?
まずは渡鬼公式ページの「出演者・スタッフ」をご参考ください。
このページの中で「長谷部力矢」をクリックすると、長谷部の概要を確認できます。
長谷部力矢の概要
「かすみ監査法人」に勤める長谷部と眞。この二人の関係は、ドラマを観る限り先輩と後輩。あまり眞の上司には見えない長谷部(あくまでも主観です)。
そもそも「監査法人」とは何か?
「監査法人」について、とりあえずウィキペディアで確認すると。
ということは。キャリアに違いがあっても、公認会計士であれば立場は同じであることを意味しているような。だから長谷部は上司というよりも先輩色の方が強いのか?
ひょっとしたら、物語の中で、長谷部と眞の力関係について、説明的な長台詞があったのかもしれません。渡鬼は見逃しや聞き逃しがあるとやはり厄介。
渡鬼2017の長谷部先輩を検証する(簡易版)
2017年の渡鬼では、貴子が「置手紙」と息子・香を残して蒸発した「貴子の変」が勃発!ドラマ故に最後は眞と貴子が元の鞘に収まりましたが。登場人物の行動が危なかったので、検証記事としてはまず先に作成しました次第。
この記事の内容を踏まえた上で、改めて長谷部について思うことは。
長谷部と同じ「公認会計士」免許を有する眞。頭が良くて口が達者、それに加えて頑固。部下や後輩にいたら少し扱いづらい印象(あくまでも個人的な主観です)。少なからず眞に対して遠慮があったのは否めませんね。
電話で済ませずに、わざわざ眞の実家がある幸楽に行ってしまったり。この行動、賛否両論があるかも。しかし、ある意味で古き良き「良質な文化」として地域や職場によっては残っていたりと。
長谷部には責任感と包容力がある。眞や貴子から一定の信頼を得ているのは、おそらく長谷部の人間性も大きく影響しているような。
力矢先輩と #デートなう に使っていいよ!も成功しました!皆さんと共有したいと思いましてw「デートに誘う感じでやって下さい」とお願いしたら、手の位置を工夫したり「こっちおいで」と台詞まで!眞が勤める監査法人の先輩で有馬温泉旅館の御曹司(既婚)心優しい力矢先輩は渡鬼の良心👹#渡鬼 pic.twitter.com/uD5rw9BqdI
— 渡る世間は鬼ばかり9/18(月祝) (@wataoni_tbs) 2017年9月8日
長谷部力矢を演じるのは「丹羽貞仁」さん
ところで「長谷部力矢」役の丹羽貞仁さんとはどのような人なのでしょうか。
丹羽貞仁 (@niwasadahito) | Twitter
山田洋次監督の「ダウンタウンヒーローズ」でデビュー
主に舞台俳優としてご活躍されているようです。
デビュー作は、あの山田洋次監督・脚本の映画『ダウンタウンヒーローズ』。
父「大川橋蔵」氏が遺したご縁
もっと情報はないかと捜索を続けると。ありました。
お父様はなんと!大川橋蔵さんなんですね。
丹羽さんの印象的なコメントを抜粋してみましょう。
「この世界に入ろうとは考えていませんでしたが、父の見えないご縁をいただいたのがきっかけで役者の道を歩ませていただいていると思っています。本当にありがたいことだと感謝しています」
ご縁を活かす実力が丹羽さんにあったということですね。
“父の縁”が結ぶつながりの中で、ひときわ大切な人がプロデューサーで演出家の石井ふく子さん。2004年10月の公演「初蕾」(京都・南座)に出演したのが出会いで、「公演中に母に“ご子息をお預かりします”と言っていただき、以降、毎年必ず石井先生の舞台に呼んでいただいています」。
このようなご縁が、橋田壽賀子作、石井ふく子演出の「おんなの家」の出演にもつながるわけですね。
「おんなの家」では長谷部と愛が恋仲に!
2017年渡鬼3時間スペシャルで事件解決のために貢献した長谷部先輩と田口愛。そんな二人が2017年の「おんなの家」では恋人同士に!
吉村涼さん演じる「さくら」が丹羽貞仁さん演じる「直人」を追いかけて家出するわけです。
実際に渡隅も観劇しましたが、冒頭での共同作業は息もぴったり(笑)
「長谷部力矢」の真実とは?
渡鬼公式サイトには丹羽貞仁さんのインタビューが残っていました。
気になったコメントを引用してみます。
眞くんの職場の上司で、会社という、これまでと違う眞くんをサポートしながら、先輩後輩であり、良き仲間、上下を隔てた関係の雰囲気が伝わればと思っています。
このことが、2017年の渡鬼で長谷部が大活躍した所以だったわけですね。
このドラマは、難題が降りかかりながらも支えあって、そこに家庭が成り立っています。今に通ずる話ばかりで、見ていても「ここまでやっちゃうの?」と思うこともよくあります。
2017年の渡鬼、相当やっちゃってた長谷部(笑)
まさか自分たちが荒波をたてる存在になるとは思っていませんでした(笑)。
渡鬼に初登場した頃を思い出せば。
まさか「長谷部力矢」という登場人物がここまで広がりを見せるとは!
視聴者もおそらくびっくり。
編集後記
「長谷部力矢」そして丹羽貞仁さんについて記事を書こうと思ったとき、どのくらい書けるか不安がありました。
ところが、いざ書いてみると意外に記事が膨らんだ印象。
こういったところも、渡鬼で大きく飛躍した「長谷部力矢」そして丹羽貞仁さんの大きな魅力だったりするわけです。
今後のご活躍に期待しています。