NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第五回「墨股築城」のクレジットタイトルをご紹介した上で、あれこれと随想したいと思います。
第五回「墨股築城」の概要
NHKオンデマンドの場合
信長は、秀吉の申し入れで対面に訪れた鵜沼城主・大沢基康を斬るように命じます。そうなると、鵜沼城に残り人質になった秀吉の命が奪われます。ねねの願いが通じたのか、利家と柴田勝家が信長を説得して、基康の斬殺を思いとどまります。秀吉は人質から解放されると、長良川の対岸に墨俣(すのまた)城を築く総大将を引き受けます。敵を前面に迎え撃ちながらの危険な築城です。ねねは秀吉の身を案じながらも覚悟を決め励まします。
週刊おんな太閤記随想、第五回「墨股築城」
第五回「墨股築城」について、渡隅版のまとめ記事
気にならない道理がないクレジットタイトル
第五回は、お市役・夏目雅子さん、とも役・長山藍子さんの出演なし。
これにより、特に中Gの布陣が気になりました。
四枚目まで揺るぎなし
主演から四枚目までは不動。これはやはり、役の重要度と演者の格を考慮しても揺るぎない様相。
四枚目のまつ役・音無美紀子さんも、徐々に登場時間が増えてきましたし。
トメG
トメGは再び、利家役・滝田栄さん、なか役・赤木春恵さん、きい役・泉ピン子さん、トメに秀吉役・西田敏行さん。
どうしても当時の役者の格としては、トメ前が弱い気がしますが。きいに関しては、兎に角、役の重要度が高いということで。
改善案としては、小六役・前田吟さんがトメGに加わって、利家役・滝田栄さん、小六役・前田吟、なか役・赤木春恵さん、秀吉役・西田敏行さん、ということも考えられますが。
中Gとの兼ね合いがありますので。
中G
中G一枚目に関しては、よっぽどの大物が登場しない限り、信長役・藤岡弘、さんの定位置。
中G二枚目には小六役・前田吟さん、同じく三枚目に弥兵衛役・尾藤イサオさん、同じく四枚目に嘉助役・せんだみつおさん。秀吉の配下や義弟たちですっきりまとめた印象。順番も妥当。
お市役の夏目雅子さん、とも役の長山藍子さんが第五回はお休みということで、こうした中Gもありなのかなと。中Gが藤岡弘、さんお独りだと、必要以上に藤岡弘、さんが大物であることを強調しすぎてしまうので。中G二枚目に小六役・前田吟さんが入ったのはよい判断だったかと。
まとめ
主演から四枚目までは、ねね役・佐久間良子さん、小一郎役・中村雅俊さん、やや役・浅茅陽子さん、まつ役・音無美紀子さん。妥当。
中Gは、信長役・藤岡弘、小六役・前田吟さん、弥兵衛役・尾藤イサオさん、嘉助役・せんだみつおさん。妥当。
トメGは、利家役・滝田栄さん、なか役・赤木春恵さん、きい役・泉ピン子さん、トメに西田敏行さん。トメ前が気になるものの、とりあえず可。
故に、第五回のクレジットタイトルは、ほぼ妥当。
第五回のクレジットタイトルツイート
#おんな太閤記 第五回「墨股築城」クレジットタイトル
作:橋田壽賀子
音楽:坂田晃一
(中略)出演
1佐久間良子 2中村雅俊 3浅茅陽子 4音無美紀子
連名G
中G:1藤岡弘 2前田吟 3尾藤イサオ 4せんだみつお
連名G
トメG:1滝田栄 2赤木春恵 3泉ピン子 4西田敏行
(後略)#おんな太閤記クレジット pic.twitter.com/dnstXHkINg— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) April 30, 2022
週刊おんな太閤記随想、第五回「墨股築城」