NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第二十回「秀長の祝言」のクレジットタイトルをご紹介した上で、気になったことをあれこれと随想したいと思います。
第二十回「秀長の祝言」の概要
秀吉は三木城を攻略して長浜に凱旋し、堺の豪商などを招いて茶会を催します。さらに、ねねは一族や家臣に別席を設けていました。それは、ねねとなかで考えた、秀長としのの祝言の席です。しのは三木城の兵糧攻めで失明していました。秀吉はしのの嫁入りを許さないと激怒しますが、ねねとなかに脅され言いくるめられて、2人の結婚を認めます。その後、秀吉は鳥取城を落とし、天正10年(1582)、備中高松城を水攻めにします。
クレジットタイトルの全貌
利家役・滝田栄さんが四枚目、まつ役・音無美紀子さんが五枚目
利家役・滝田栄さんの四枚目、まつ役・音無美紀子さんの五枚目はいずれも初。
滝田栄さんに関して、これまではトメG筆頭が多く、藤岡弘、(旧芸名・藤岡弘)さんの信長不在の時に中G筆頭に入ることもありました。
しかし、今回は藤岡弘、さんの信長も中G筆頭で登場、滝田栄さんの利家にとって定位置だったトメG筆頭は、なか役・赤木春恵さんが不動になってきた状況。
というわけで、これまで四枚目が多かった、まつ役・音無美紀子さんが五枚目に下がり、四枚目を利家役・滝田栄さんに譲った形が今回の四枚目と五枚目。
利家とまつの四枚目と五枚目だから、これはこれでしっくりしている印象。
物語では、客人として久しぶりに長浜を訪れた利家とまつでしたが。
信長死後のクレジットタイトルにおいて、利家のポジショニングが気になるところでしょうか。
中Gで長山藍子さんと田中好子さんが入れ替わる
第二十回「秀長の祝言」といえば、秀長と夫婦になった、しのが何かと活躍した回でもありました。にもかかわらず、しの役・田中好子さんが中G三枚目に下がり、とも役・長山藍子さんが中G二枚目に上がりました。
この点に関して、なんで今頃?といった印象が強いですね。今回に関しては、しのの方がともよりも活躍していたのは明らか。故に、活躍度を考慮しないのであれば、これまでも、とも役・長山藍子が中G二枚目、しの役・田中好子さんが中G三枚目でよかったはず。
ちょっと、今回は意味不明ですね。
ちなみに、長山藍子さんのともに関しては、回を重ねるごとにクローズアップされない道理がない展開となるため、その時にはしっかりと、然るべきポジションを用意する必要があるかと思います。
次回に続く
クレジットタイトルツイート
NHK #おんな太閤記 第二十回「秀長の祝言」
作:橋田壽賀子
音楽:坂田晃一
※中略出演
1佐久間良子 2中村雅俊 3浅茅陽子 4滝田栄 5音無美紀子
連名G
中G:1藤岡弘 2長山藍子 3田中好子 4泉ピン子
連名G
トメG:1赤木春恵 2尾藤イサオ 3前田吟 4西田敏行
※後略#おんな太閤記クレジット タイトル pic.twitter.com/fm5s35ymMI— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) August 13, 2022
週刊おんな太閤記随想、第二十回「秀長の祝言」