NHKおんな太閤記、第十五回「秀長の恋」渡隅ツイート寸評

画像:NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第十五回「秀長の恋」

 

NHK大河ドラマ『おんな太閤記』再放送当日の渡隅ツイートを渡隅自ら寸評しています。

 

これは、第十四回「信長の手紙」で秀勝の驚癇(きょうかん)に対峙した、ねねの台詞をアレンジしてみました。

毎回毎回、NHKおんな太閤記を視聴してもらうために、メッセージ性の高い台詞のアレンジを心掛けない道理がない。

 

おっ、きたね!って感じでした。あとは、クレジットタイトル四枚目に相応しい活躍を橋田先生が浅野長政にしっかりと与えてくれたらね。

 

満を持して登場された印象。個人的には楽しみにしていた登場人物と演者です。

 

これなんかは、やはり橋田壽賀子作品ならではかも(笑)あれだけ千種は、ねねとかに悪態三昧でしたからね。他作品だったら、ねねが千種に反撃しない法はないかも。

 

第十三回「世継秀勝」で、まつがねねを気遣った時にも「女子(おなご)は女子同士」が炸裂しましたし。橋田先生、台詞を使い回さない法はない(笑)

 

なんでここまで、ねねに人徳があり過ぎるのか(笑)率直に理解不能。まあ、単純に橋田先生が描きたいヒロイン像なんだろうけど。

 

橋田先生が、さんざん千種に悪態を披露させたのも。「長い間のわがまま、どうぞ御許しくださいまし」という台詞を吐かせたかったからに他ならない。悪態と殊勝、千種のコントラストを橋田先生が視聴者に楽しませたかった様相にも。あれだけ世継ぎの母として長浜城に居座ろうとした千種が「本日限り、去(い)ぬらせていただきます」と態度を一変させたギャップとかね。只々、橋田先生が素晴らしい(笑)

 

橋田先生の組み立てには説得力があります。

 

千種の去ぬろうとしている時に雨を降らしたりしてびっくり(笑)さりげなく、供の者たちが雨に濡れることを余儀なくされて可哀想だった一幕。

 

ほんと、厨(くりや)で毒を盛られてもおかしくはなかったかと。でも、そんなことするような、ねねを橋田先生が表現しないのも道理。

 

千種が去ぬったと思ったら、なかが去ぬりはじめたからね(笑)そもそも、なかとしては千種の抑えとして長浜に滞在していたみたいだから。

 

相変わらず、おみつの台詞回しが丁寧(笑)無論、美しい御客人とは、しののことね。

 

なんだろうね。当時の泉ピン子さんもそうだったけど。百姓のコスチュームって、見た目の可愛らしさが二割増し以上になるよね(笑)

 

昭和生まれの人って、結構「よしこ」さんが多かった印象。

 

中村雅俊さんが扮した秀長が、ねねの心ばえが美しいことを、しのに説明していたので(笑)

 

スタジオ内に設けられた畑の中で。秀長にときめいている若い娘の心情が分かりやすく描写されていましたね。

 

今日のその時!って感じでした。NHKのアナウンサーだった松平定知さんが懐かしい。

 

そういった意味でも、しのと秀長。かなりお似合いだった様相。

 

これね、誰でも安易に思いつきそうだったけど(笑)とりあえず、御約束と言うことで。

 

秀吉の道理には共感し難い。御前だって百姓の倅だろうに。

 

うーん、敢えて別所長治の配下なんだねー。

 

橋田先生が描く秀吉って、妙に聞く耳がないんだよね。身勝手過ぎて、好感度が本当に低い。

 

まあ、秀長は未婚の殿方だしね。理想の結婚観ってものがあるだろうし。

 

って言われても、橋田先生が描く秀吉は、おっ母様のことを重んじてはいない。でなければ、こんな展開にはならない。

 

ある意味で、青春ドラマしてましたね(笑)

 

ほんと、橋田先生が描きたい秀吉は独りよがりが過ぎる。ファミリーが不幸になるのも道理。

 

行きはよいよい、帰りは怖い。ほんと、酷い話だよね。秀長の綺麗事だけを信じて付いてきたわけでしょ。しののためには、もっと時間をかけるべきだったと思う。

 

制作費がなかったのか、それとも制作の意欲が欠けていたのか。

 

橋田先生、名台詞ですね。

 

ほんと、謙信公が武田とか北条とかを相手にしないで、早い時代からもっと西に目を向けていたら。信長が謙信公の配下になっていた可能性も。

 

こうした秀吉に対する情熱を「金ヶ崎の退き口」でも発揮してほしかったかも。

 

本能寺の変直後の石高に関して、秀吉と勝家では結構の差があった様相なので。加えて、越前とか北国は冬季に兵を動かせない。勝家の方が不利でない道理がない。

それでも勝家に勝機がなかったわけではないのだけれど。時として、先に動いた方が負け。

 

秀吉、若い娘さんを娶ることに成功していたのね。

 

やはり、子宝に恵まれなかった原因が気になるところ。秀吉が忙し過ぎて性交の時間が取れなかったとか??もちろん、子供が授かりにくい人もいるからね。

 

単純に謙信公と戦ったところで、秀吉は何の得にもならないでしょうから。逆に、主導的に動ける毛利攻めの方が、領土を得られるチャンスが高くない道理がない。

 

特に、中Gが華やかですね。

 

 

 

週刊おんな太閤記随想
2022年4月3日、それは橋田壽賀子先生の一周忌前日。いよいよ、BSプレミアムとBS4KにてNHK大河ドラマ『おんな太閤記』の再放送が幕開け! それに伴いまして、再び「壽賀塾」を始動させます! 具体的な取り組みとして、NHKおしん再放送時は...