NHK大河ドラマ『おんな太閤記』第十八回「人質松壽丸」のクレジットタイトルをご紹介した上で、気になったことをあれこれと随想したいと思います。
第十八回「人質松壽丸」の概要
ねねは久しぶりに夫婦水入らずの正月を安土で過ごし、長浜へ戻ります。長浜では、羽柴家の嫡男に迎えた於次(おつぎ)丸、養女のお豪や姉の息子たち、そして、人質の松寿丸ら、子どもたちの声がにぎやかに響きます。ところが、別所長治、荒木村重が寝返り、秀吉は出陣します。黒田官兵衛は村重の説得から戻らず、秀吉は信長から官兵衛の嫡男・松寿丸を斬るように命じられますが、ねねの機転で松寿丸を隠してしまいます。
クレジットタイトルの全貌
浅野長政役・尾藤イサオさんが初の三枚目
ただし、今回に関しては台詞がなかったと思います。あくまでも、いくつかの情景に居合わせたのみで。
それでも、制作サイドの判断として、役者としての格に加えて、他のキャストとの兼ね合いもあって三枚目まで上がってきた様相。やや役・浅茅陽子さん、まつ役・音無美紀子さんらが不在でしたからね。
兎に角、長政の台詞が頻出することを期待したいですね。
嘉助役・せんだみつおさんが初の四枚目
他方、嘉助役・せんだみつおさんに関して、人質の松壽丸のことで秀吉の使者として登場。台詞は少なかったものの、あの情景としては重要な役どころだったかも。
初登場以来、弱弱しいような、どこかコミカル色が強い嘉助が目立っていましたが、今回は違いましたね。とってもシリアスの嘉助を醸し出していた印象。
というわけで、四枚目の働きとしては、劇中での活躍を加味した上でも妥当。
森弥五六役・ガッツ石松さん、蜂須賀又十郎役・河原裕昌(河原さぶ)が連名の前半G
この御二人に関しては、中Gの後の連名グループ、すなわち後半の連名グループに入ることが定番と化していましたが。
今回、おそらく初めて、前半のグループに入ってきました。
というわけで、まずはガッツさんから。
兎に角、人質・松壽丸の件で竹中半兵衛から命を受けていたりと大活躍でしたね。
続いて、又十郎。久しぶりに登場してきた印象でしたが。
兎に角、兄・小六に何かとツッコミを入れる役回りで活躍してました。
弥五六に負けず、又十郎の出番も増えるといいですね。
次回に続く
クレジットタイトルツイート
NHK #おんな太閤記 第十八回「人質松壽丸」
作:橋田壽賀子
音楽:坂田晃一
(中略)出演
1佐久間良子 2中村雅俊 3尾藤イサオ 4せんだみつお
連名G
中G:1藤岡弘 2長山藍子 3津島恵子
連名G
トメG:1赤木春恵 2泉ピン子 3前田吟 4西田敏行
(後略)#おんな太閤記クレジット タイトル pic.twitter.com/Qi8gPH6VWF— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) July 30, 2022
週刊おんな太閤記随想、第十八回「人質松壽丸」
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