東京新聞で連載されていましたサラ・オレインさんの「私の東京物語」全10回のうち、後半の5回(2020年2月11・12・13・14・17日)分をご紹介します。
なお、記事については、敢えて全文がわかるように画像を貼付してみました。これは、ひとえにサラ・オレインさんの人となりをたくさんの方々に知ってほしいことに他なりません。また、ファンの方でも見逃した方がおられるかもしれませんし。是非、お役立てください
東京新聞さん、有難いと思っています。
2月11日

東京新聞「私の東京物語 サラ・オレイン」2020年2月11日付朝刊
今回は「間」の大切さのお話。
スポーツの世界でも「間」はとても大切だったりと。例えば、サッカーのPKとか、プロ野球のピッチャーとバッターの駆け引きとか。卓球でも一瞬の集中力が大事なので、観客に対して沈黙を要求する選手もいますね。記録を競う陸上競技も然り。ただ、感情を高ぶらせて好記録につなげるために、観客に拍手を求める選手もいたりと。
結局のところ、観客は競技者のパフォーマンスの邪魔になってはいけない。同様に音楽に関しても、観客が演奏者の邪魔になってはいけない。さらに、パフォーマンスの「間」を嗜もうとしている他の観客の害になってはいけない。
日常生活でもコミュニケーション能力の高い人は「聞く力」が高いと言いますか。そういう方は相手の話を遮らずに「間」を上手に使っている印象です。
ということで、「間」を世界語にしたいサラさんのお気持ちに賛同します。
と言いつつも、私自身も日々「間抜け」にならないように気をつけたいと思った昨今。
2月12日

東京新聞「私の東京物語 サラ・オレイン」2020年2月12日付
コンサートや文章でも、人を驚かせたい悪戯っ子な心が躍る。
おそらくこのこととか。
客観的に「何やってるんでしょうね」って感じですけど(笑)
気づかれないことに関しても技術力が要るものです。
なかなか面白い情景でしたね。
それはさておき。「包む文化」ということで。
日本の場合、昔からデパートで勤務している方などが「販売士検定」を受験しているイメージがありました。包み方の試験問題もあったような。サラさんが日本の「包む文化」に感銘を受けられているということは。この手の資格がオーストラリアにはないのかもしれませんね。実際のところ、よく分かりませんが。
ふと思ったことは。着るというよりも、体を布地で包む日本の着物文化が、物を「包む文化」にも影響しているのかもしれませんね。
2月13日

東京新聞「私の東京物語 サラ・オレイン」2020年2月13日付
この日は「ご縁」のお話。
こうしてサラさんの記事をこしらえるようになったのも。
SNSがご縁でしたね。
太陽を愛したひと~1964あの日のパラリンピック~
8/25日22:002018年放送のドラマにドキュメンタリー取材が追加された。
出演:向井理 上戸彩 志尊淳 安藤玉恵 山口馬木也 尾上松也 飯豊まりえ 田山涼成 松重豊 / 岸惠子
歌:サラ・オレイン— 渡る世間の片隅で (@watasumi_net) August 18, 2019
『西郷どん』の劇中歌などを担当された素敵な歌い手さんという印象がありましたので。
自分なんかが上記のドラマをご紹介する上で、サラさんのお名前を迷わず入れたいと思いました。
この判断がやっぱり大きかったような気がします。
言葉遊びとたまる五円(ご縁)玉。そこから得られる幸せがある。
これも結構サラさんの気持ちわかるなぁ。
というのも、NHK『おしん』(BSプレミアム)の録画を観ながら。渡隅もけっこう真剣に「言葉遊び」に取り組んでいましたので。例えば。
ちなみに、NHKのど自慢をご存じの方であれば。おそらくわかっていただけることかと。
何か表現をひねりたいと言いますか、一癖入れたいと言いますか。それとも作者が提供してくれた素材を最大限に活かしたいと言いますか(笑)
こんな『おしん』好きな渡隅がサラさんを応援するようになったのも。
やっぱり「ご縁」に他ならない。
東京新聞「私の東京物語」連載@Shig0813 洒落の師匠松本先生と!#おとなの基礎英語 のご縁に感謝
私の1番好きな日本語は「ご縁」
中々使えなくて、お財布が5円玉でいっぱいです明日は今週最後のコラム!
テーマは「歌舞伎がクール」! pic.twitter.com/0YFVkXo1W1— Sarah Àlainn サラ・オレイン (@SarahAlainn) February 13, 2020
2月14日

東京新聞「私の東京物語 サラ・オレイン」2020年2月14日付
でも実際に生で見る歌舞伎は華やかで、西洋の舞台にはない約束事がいろいろとあり、全てが新鮮だった。
強いてサラさんとの間に大きな違いを感じるものとすれば、それは文化。
オーストラリアの文化の中で生活されてきたサラさんは、日本文化の一つひとつを感受性豊かに吸収されている印象です。日本の文化で育ってきた日本人よりも日本の文化のことにお詳しいといいますか。私なんかは、長年日本に住んでいるので、身近にある素晴らしいものに対する感受性が薄らいでいるかもしれません。以前は、頻繁に旅行にも出かけて、新鮮な風景に脳内で小躍りを展開させたものですが。
私も色んな意味で余裕があれば歌舞伎を観に行きたいものです。サラさんに負けないように、古典芸能の知識も吸収してみたいと何となく思った昨今。というわけで、私の随想も。
まず今日(こんにち)はこれぎり。
2月17日

東京新聞「私の東京物語 サラ・オレイン」2020年2月17日付
わたくし、生まれも育ちもオーストラリアはシドニー。オペラハウスで産湯をつかい、姓はオレイン、名はサラジロウ、人呼んでフーテンのサラと発します。
サラさんのコンサートには行ったことがありませんが。なかなか面白いですね。ファンの方々はさぞかしお喜びになられることでしょう。
「今さらですが、サラです」
しつこくこれでせめてみても面白いかも(笑)
あとはプラスアルファでせめてみるとか。例えば。
「今さらですが、テレビのリモコンが汚れないようにサランラップでぐるぐる巻きにしているサラです」とか。「今さらですが、サラリーマンになって脱サラしたいとはさらさら思ったことがないサラです」とか。なかなか難しいですね。
確かに寅さんだったら東京のヒーローとしてわかりやすい。
私にとって、オーストラリアのヒロインがサラ・オレインさんであるのと同じように。
私もいつの日か、サラジロウさんのご挨拶をコンサートで聴いてみたくなりました。
前半の5回(2月3・4・5・6・7日)分を見に行く

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