TBSチャンネルで放送された日曜劇場「おんなの家 その十五」を嗜んだわけですが。メインキャストの杉村春子さん、山岡久乃さん、奈良岡朋子さんが安定感抜群なパフォーマンスを披露されており。さらに、泉ピン子さんが物語を大きく展開させる役どころを担っていて何とも見応え十分な作品に仕上がっております。兎に角、配役が実に素晴らしい。
そこで、本作のクレジットタイトルに注目してみると。本編を観る前から満腹(まんぷく)になってしまいそうな実に愉快な仕上がり。おそらく石井ふく子プロデューサーなど、当時の制作者のこだわりが色濃く活かされた様相。
ということで、TBSチャンネルの日曜劇場「おんなの家 その十五」のクレジットタイトルをご紹介したいと思います。
TBSチャンネル公式
ストーリーの概要などについてはTBSチャンネルの記載情報をご確認ください。
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花舎の一部と化したクレジットあれこれ
日曜劇場「おんなの家 その十五」のクレジットタイトル、とにかく愉快で面白い。
クレジットの背景は、本編の舞台にもなっている東京下町の炉端焼き「花舎」。
それでは嗜んでいきましょう。
「作 橋田壽賀子」さん
花舎の「準備中」札に人の手が登場。
裏っ返せば営業中にへんげするかと思いきや。
営業中ではなく「作 橋田壽賀子」札にへんげ(笑)
要するに、橋田壽賀子先生が悲喜こもごもな花舎の物語を展開させるわけです。
音楽 小川寛興
これは花舎のライトの部分でしょうか。
音楽を担当された小川寛興さんがへんげされていました。
作曲家の小川寛興氏死去 92歳、「月光仮面」の主題歌など作曲 – 産経ニュース
梅 杉村春子さん
竹の内装にへんげした梅役の杉村春子さん。
やはり装飾品の花飾りが主演のクレジットを彩っています。
葵 山岡久乃さん
左から右にカメラを向けると。
そこには徳利にへんげした葵役・山岡久乃さんのクレジットが(笑)
桐子 奈良岡朋子さん
花舎が取りそろえた食材とメニュー札に四方八方を囲まれた桐子役・奈良岡朋子さん(笑)
もちろん、メニュー札にへんげされております。
何とも愉快な情景ですね。
大川 山本學さん
上のお盆をどかしてみると。
下にあったのは「大川 山本學」と表示されたお盆(笑)
枡の側面に描写された役者陣
積まれた枡から何とも心地よい趣が伝わってきますね。
ふと組体操のピラミッドを思い出したりと。
割り箸袋の表面に描写された役者陣
こちらも風情があって何とも美しい。
やはり組体操の扇を思い出してしまったりと。
ちなみに、右端には渡鬼でお馴染みの「たっちゃん」こと榎本たつお(旧芸名・榎本壮一)さんのお名前も。
雪子 泉ピン子さん
花舎店内にぶら下げられたメニュー札。カメラが左から右方向に展開すると。
つくねといわしのメニュー札に挟まれた「雪子 泉ピン子」札が(笑)
「『泉ピン子』1つ!」とか山岡久乃さんに冗談でオーダーして「そんなものないわよ」とか言われてみたい。
御品書に描写された関係者など その一
これも趣があって美しいクレジット。
御品書に描写された関係者など その二
渡鬼の題字などでもお馴染みの篠原栄太さんの表示があります。
御品書に描写された関係者など その三
渡鬼の衣裳協力にも名を連ねてきた鈴乃屋さんのお名前があります。
プロデューサー 石井ふく子さん
右から左方向に花舎と描写された額縁の左隅には「プロデューサー 石井ふく子」と(笑)
まさに花舎の作者といった様相。
演出 鴨下信一さん
炉端焼きのしゃもじをひっくり返すと。
鴨下信一監督のお名前が(笑)
ほんとに乙なクレジット。
制作著作 TBS
明るかった花舎の店外が徐々に暗くなって「ろばた焼 花舎」の照明が点灯。
そして舞台は店内にうつって物語がスタート!
っていうか、クレジットを観ただけで結構お腹が一杯になった状況(笑)
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明治座『おんなの家』が素晴らしかった
TBSテレビの日曜劇場ではじまった「おんなの家」ですが。テレビドラマだけではなく、これまでに舞台化もされています。
直近に公演されたのは2017年、明治座10月公演「おんなの家」でした。橋田壽賀子先生作、石井ふく子先生演出、メインキャストが高島礼子さん、熊谷真実さん、藤田朋子さんということもあり。管理人・渡隅も明治座「おんなの家」を観劇してきたわけですが。何とも笑いどころ満載で素晴らしい舞台だった次第。
ほかにも2017年の明治座10月公演「おんなの家」については、藤田朋子さんのブログ記事、明治座ツイート、渡隅がこしらえた記事などを下記ページにまとめましたので興味のある方はご参考ください。
「おんなの家」の歴史
TBSドラマの日曜劇場として放送されていた「おんなの家」。テレビシリーズ終了後も、キャストを入れ替えながら舞台公演は続いていました。
「おんなの家」の歴史については、やはり2017年の明治座10月公演『おんなの家』の公演プログラムに記載されていました。
テレビドラマの「おんなの家」は、昭和49年(1974年)から平成5年(1993年)まで、TBS系列東芝日曜劇場でシリーズ16本が放送されました。
また、昭和53年(1978年)には名古屋の名鉄ホールにて舞台上演もスタート。
当時のメインキャストはやはり、杉村春子さん、山岡久乃さん、奈良岡朋子さんのお三方。
それ以来、名だたる役者さんたちが三姉妹を演じるとともに、個性豊かな役者さんたちが脇をかためた舞台「おんなの家」が再演されました。その時その時の公演で三姉妹の組み合わせが変わっていたことから、その時その時の特別な「おんなの家」が上演されたわけですね。
「おんなの家」の舞台、何とかDVD化してくれないかなぁ。何かと諸事情があると察してはいますが。
橋田壽賀子先生と石井ふく子先生が中心になってこしらえてきた文化。
何とか次世代に伝承してほしいものです。
先日の橋田先生と石井プロデューサーの制作発表を見て、
橋井はとても懐かしい写真をみつけて参りましたっ
これは皆さんにお見せするより他ない!なんと、1976年のお2人のショットです👹#渡鬼 #渡る世間は鬼ばかり pic.twitter.com/khHTaajN60
— 渡る世間は鬼ばかり 2019年9月16日放送 (@wataoni_tbs) September 5, 2017
当時の二大巨頭、はつらつとしているなぁ。
まとめ
TBSチャンネルの日曜劇場「おんなの家 その十五」のクレジットタイトル、並びに明治座「おんなの家」などをご紹介しました。
日曜劇場「おんなの家」のその一からその十六(最終回)まで、全シリーズをTBSチャンネルで放送してほしいと願うばかり。
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